2013年04月19日

仕事

記憶が定かではないので正確ではないかもしれないが、10年ほど前に『タモリの哲学の時間』というタイトルの番組があった。毎週決まったテーマに関して、各界の著名人が自分自身の哲学を述べるという内容だった。

当時京都大学の教授で、数学者の森毅氏のコメントが非常に面白く、気に入ってよくチャンネルを合わせていた。テーマとして「仕事とは」が取り上げられた時があり、

氏の結論は

「仕事とは、人生最大の男の言訳である...... 森毅」

であり、そのコメントは
「戦後、仕事といえばすべてが許される環境が日本に染み付いた」
「さして忙しくなくとも仕事といえば体裁がつく」
ということである。


そもそも私がブログを書き始めたきっかけは仕事上の理由だった。システム開発の小さな会社を経営していて、Webやシステム関連の専門用語はごく自然に飛び交う環境に身を置いているのだが、積極的にそれらの内容/コンテンツに取り組もうと思ったときはなかった。

当時は芸能人もまだ数えるほどしか書いてなかった。
どちらかというと、パソコンにそれほど馴染みのない経理の女性なんかがブログのメリットを体感し、有効かつ快適に活用し、その楽しさを熱く語ってたものである。

「ブログのメリットなんというのは、本質的わかっている」

と思い込んでいた。そんな驕りから、

「このくらいのもの、いざとなったらすぐに始めてやる」

とタカをくくっていたが、そもそもコンテンツを充実させる自信がないせいなのか、はたまた以前、我が師に「伊藤君が日記を書いたところで、何も面白くない」とご指導いただいたのがトラウマになっているせいなのか、理由はともかく、ブログやSNSのアカウントはつくるものの、これまでほったらかしである。

しかし、ここにきて、Twitter やFacebook等のSNSが身近になり、事態は少し変わってきた。
仲間の紹介から始まる社会とつながるシステムが注目され、同じ意識や感覚を持った人のつながりが、興味の対象であるコミュニティや、個性的な表現を通して確認できることにようになった。
そして、仮想の状態が自然に許されるこの世界の中で、あえてリアルな自分を、まじめに、表現してみるの悪くはないと思うようになった。

トラウマを授けていただいた我が恩師も、本当のところは、
「君には、もっと他の個性で、表現する方法がある」
と私に伝えたかったのだと、勝ってに、いいように解釈し、自分らしい表現を求めてみよう。

かくして、我が記念すべきブログ本格稼働の第一ページは、「いいわけ」からはじまったのであった。
ラベル:ブログ 哲学
posted by Kay at 07:18| Comment(0) | ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。